荷物の整理をして園庭に集合です。
年中の先生方によるファンファーレ!!
そして、2階からおりてくる垂れ幕!!
子ども達の気持ちもどんどん盛り上がっていくようでした。
「今日から2日間は、先生たちがお母さん、園長先生や運転手さんがお父さんだよ」と、園長先生のお話を聞いてちょっと照れていた子ども達でした。
そして、「僕たち、私たちは、約束を守って楽しいお泊り保育にします!!」と、元気いっぱいの宣誓の声が園庭に響き渡りました。
さぁ、今年のお泊り保育はどんなことがあるでしょうか。
子ども達はもちろん、先生たちも楽しみです。
お泊り保育のねらいの中に、「自分でできることは自分でする」というものがあります。
早速、自分でしてもらおうということで、昼食は自分たちで作ってもらいます。
メニューはカレーとスペシャルゼリー。
自分で作るためには、道具だって自分で運びます。
インタビューしてみると、「お家で練習してきた」という子も何人かいました。
そして、これまた初めてですが、「練習してきた」という先生も!
これならおいしいカレーができるでしょうね。
野菜の皮をむいたり、切ったり・・・
ちょっと危なっかしい手つきの子もいましたが、着々とカレー作りは進んでいきました。
カレーができたら、園長先生に味見をしてもらいました。
「ん?」
「んんっ?」
「・・・・・・?」
なかなか返事がもらえず、ドキドキしていた子ども達。
「おいしいーーー!!!」の声に、ホッと一安心です。
美味しく出来上がった大なべ2つは、何回もお替りする子もいてアッという間にどのクラスも無くなってしまいました。
「おかあさんのと同じくらいおいしい!!」と、ちょっと大人対応の返事をしてくれた子ども達でした。
ほんとにおいしかったね。(先生より)
午後からはワンワンバスに乗って「浜名湖体験学習施設ウォット」へお出かけです。
今年も編集長はお留守番。。。
特派員によーーく、取材をお願いしました。
しかし、お留守番部隊はその間にあれとこれと・・案外忙しいのです。
では、ウォットでの様子を特派員がお届けします。
今年も「TV水中トーキング」を予定していたのですが、お泊り保育数日前に≪機械故障のため実施不可能≫の連絡が!!!!
「えーーっ!!」とも思った特派員ですが、その代わり大水槽の前で「浜名湖セミナー」を開催してくださるとのこと。
いつもと違うことにワクワクと期待した特派員でした。
浜名湖のお話を聞いたり、浜名湖に住んでいる魚を触らせてもらったり・・
なんと「冷凍のサメ」まで触らせてもらいました!!!
貴重な体験に子ども達も特派員も満足した「浜名湖セミナー」でした。
ウォット、ワンワンバス・・エアコンは効いていましたが、やはりこの日は暑かった。。
こんな暑い日のおやつはやっぱりかき氷。
毎年夏期保育の際にもおやつで食べますが、お泊り保育のかき氷はスペシャルバージョンです。
いちご、レモン、グレープ、抹茶、ブルーハワイ、そしてミルク。
好きな味を好きなだけかけていいのです。
結果、全部の味をかける子もいて・・
どんな味になったのやら、ちょっと心配になった編集長でした。
今年も「和合の湯」さんにお世話になりました。
そして、湯船では大きなあひるさんがお出迎え。
心憎い演出でした。
「和合の湯さん、ありがとうございます」
(偶然にもりんご組のお友だち一家にバッタリお会いしました。これには、先生たちもびっくり)
一列に並んで背中を洗いあったり、先生に流してもらったりしました。
しかし、基本は「自分のことは自分で」です。
がんばって、体を洗っていた子ども達です。
一般のお客さんもいましたし、諸事情により写真はお見せできません。
申し訳ございません。
お風呂から上がり、今度は私服に着替えました。
茹でダコちゃんですが、「気持ちよかった~」と、満足そうな子ども達です。
カレー、おやつと食べても、やっぱりお腹はすきます。
夕食は体育館が「とみつかレストラン」に変身です。
もちろん、「自分のことは自分で」ですから、夕食では盛り付けを頑張ってもらいました。
この日のためにトングの使い方も練習しました。
好きなものを好きなだけ取れるので、子ども達は自分のお腹と相談しながら上手に盛り付けていました。
広い体育館もいつもと違った飾り付けがしてあり、それだけで子ども達のテンションは上がっていきまいした。
自分のお腹と相談してあるので、残す子もあまりいませんでした。
夕食も終わりに近づいたころ、先生たちが出し物をして子ども達を楽しませてくれました。
まず、年少の先生たちは「南の島のハメハメハ大王」の歌と踊り。
年中の先生たちは「幼稚園◯╳クイズ」
そして、浜松市の勉強もしました。
(その際、♪浜松市歌♪が流れたのですが、一緒に歌っていいる子が・・
編集長も歌えないのに、年長さんでスゴイ!!
聞けば、お姉さんが学校で歌っているとのこと。
う~ん、私の時代にはなかった。。と思った編集長でした)
そんな話をしていると、丸窓に人影が・・
なんと、浜松福市長出世大名家康くんが遊びに来てくれたのです。
体育館の中は、もうパニック!!
一緒に「家康くんのテーマ」を踊ったり、記念撮影をしたり・・
子ども達だけでなく、先生たちも大喜びでした。
しかし、人気者の家康くん。
この日も、まだ他の幼稚園に行かなくてはいけないと、早々に帰っていきました。
ほんの短い時間ではありましたが、サプライズな出来事でした。
夕食を終え、外に出てくるととってもきれいな夕焼けでした。
(写真撮り忘れた…残念。。)
そして、園庭の提灯もいい感じに灯っていました。
暗くなったら夜のつどいの始まりです。
第1部 盆踊り
園庭中央にやぐらを組んで盆踊りを踊ります。
和太鼓の生演奏も入り、雰囲気抜群です。
「幼稚園音頭」は、幼稚園オリジナルで、掛け声に≪富塚≫ ≪湖東≫という言葉も入っています。
第2部 夜店
はてな?ボックス、さかなつり、チョコバナナ、そしてお化け屋敷。
恒例のお化け屋敷では、尻込みして入れない子、泣いてしまう子、さまざまでしたが、お友だちと一緒に手をつないで園庭中を走り回っていました。
最後、園長先生と握手をして、副園長先生からジュースをもらってゴールです。
第3部 花火
佐鳴湖の花火大会にも負けない「富塚花火大会」
「玉屋~」という、通な掛け声も子ども達の中から聞こえ、今年も花火師(?)の心意気を感じた花火大会となりました。
お泊り保育1日目も終わり、あとは寝るだけです。
しかし、まだすぐには寝かせてもらえません。
「自分のことは自分で」
パジャマに着替え、お布団だって自分たちで運び、敷かなくては寝れません。
お部屋中にお布団を敷き詰め、これならどんなに寝相が悪くても大丈夫です。
「私、○○ちゃんと寝る」と、おしゃべりしていたかと思っていたら、いつの間にか寝息が・・・
子ども達はあらゆる場面で興奮しながら、お泊り保育を楽しんでいました。
ですから、本当はとっても疲れていたのでしょうね。
6時前から、目を覚ましていた子もいたようですが、先生に「まだ寝ている子がいるから静かに」と言われて我慢していた子ども達。
さすがに、もう無理・・と言うことで、どのクラスも5時半くらいから動き出していたようです。
周りがどれだけ騒いでいても寝ていた子もいたようですが、さすがに6時を過ぎるとお友だちから優しく起こされていたようです。
放送に合わせてできるように少し早めに園庭に集合です。
この日は鹿児島からのラジオ中継でした。
♪ラジオ体操の歌♪もお泊り保育のために練習した曲です。
朝早くから元気いっぱいに歌い上げていました。
ラジオ体操ですっきり目も覚め、幼稚園のまわりをぐるっと一周お散歩です。
朝早くてもセミは元気に鳴いていました。
そのセミを見つけたり、川の魚を見つけたり・・
朝早いと、いつもの幼稚園とは違う感じがしました。
朝早くから動き出したので、お腹もいい感じに空いてきました。
とみつかレストランで朝食です。
ほとんどの子が食べ終わった頃に、今度は年長の先生たちの出し物がありました。
今話題の「妖怪ウォッチ」の“ようかい体操第一”です。
特別練習をしていた訳ではありませんが、ほとんどの子が踊れていました。
これには編集長もびっくり。
これも≪妖怪≫の仕業なのでしょうか?
部屋に帰って荷物の整理をしていると、もう時間です。
園庭に並んでいると、お家の人たちがお迎えに来てくださいました。
お家の人も一緒に閉会式に参加です。
昨日の朝よりちょっぴりふくらんだリュックには、楽しかった2日間の思い出が一杯入っているようです。最初は不安に思っていたお泊り保育も、子ども達と先生だけでちゃんと終えることが出来ました。
最後は先生たちのクラッカーがごほうびです。
たった24時間しか離れていなかったはずなのに、ちょっぴりたくましくなったような子ども達。
誰よりもホッとしていたのは保護者の皆さんかもしれません。
年長のお泊り保育は幼稚園の4大行事に匹敵するほどの大きな行事です。
参加するのは年長の子ども達、計画をするのは年長の先生中心ではありますが、職員全員でバックアップしていきます。
そして、職員の心構えとして「子ども達が楽しむためには、まず職員も楽しもう」があります。
お泊り保育中の先生たちは、まさに寝る間も惜しんで子ども達の喜ぶ姿のために動き回っていました。
編集長も「とみつか新聞 号外」でその時々の様子をお知らせし、また、この「特集号」という形でお子さんとの思い出話の足しになればと、微力ながら協力させていただきました。
実際、特派員と一緒に2日間で651枚の写真を撮りました。
ほんの一部の写真しか掲載できませんが、少しは保護者の皆さんの見たくても見れないお泊り保育の様子をお伝えすることができればと思います。
とみつか新聞 編集長
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