2017年1月6日(金)
いよいよ3学期が始まりました。
最初の挨拶は「あけまして おめでとうございます」
冬休みの間に何回も言ったようで、子ども達は慣れた様子で久しぶりに会うお友だちや先生と言葉を交わしていました。
さくら組は小学校入学準備、その他の学年は1つ大きなお兄さん、お姉さんになるための準備の学期です。
短い中にも、やらなくてはいけないことはたくさんあります。
2017年1月10日(火)
毎年、3学期には「観劇」を行っていますが、今年はいつもとちょっと違う演目を選んでみました。
題して「獅子舞を見よう」です。
お正月と言えば、かるたや凧揚げ、羽根つき、すごろくや福笑いを連想しますが、幼稚園の子ども達にしてみると実はどれも体験したことのない物ばかりのようです。
ですから幼稚園では「お正月遊び」としてできるだけたくさんの遊びを保育の中に取り入れています。
しかし、どうしても幼稚園ではできないことがありました。
それが、「獅子舞」です。
そこで、今年は人形劇ではなく、獅子舞を選んでみました。
先生達に聞いてみると、「生獅子舞(TVなどではなく本物)」を見たことがある先生はほとんどいませんでした。
そういう意味では本当にいい経験が出来ました。
そして白羽の矢が当たったのが歌舞劇団田楽座さんです。
今回は日本の「祭り」をテーマにいろいろなものを見せていただきました。
太鼓やかね、笛を演奏しながら子ども達の間を練り歩き、早くも子ども達はウキウキ、ワクワクの表情です。
南京玉すだれを使って昔話もしてくれました。
南京玉すだれを初めて見た子ども達。
最初は「お寿司を巻くの!!」と元気よく答えていたり、中には家で巻きすを取り出してきた子がいたとかいないとか・・・
子ども達にはやはり同じ物に見えたようです。
そして、獅子舞です。
獅子舞にパクッとしてもらうと《厄落とし》が出来るという事で、たくさんの子ども達がパクッとしてもらいました。
でも、ちょっぴり怖がっていた子がいたのも確かでした。
こまの出し物の時には、ちょっとだけ幼稚園のお友だちもお手伝いしました。
舞台を見る子ども達は、大きな笑い声をあげたり、手拍子をしたり、時には真剣なあまり静まり返ったり・・。
子ども達が部屋に帰る時に、ちょっとだけ獅子舞を触らせてもらいました。
恐る恐る手を出している子ども達でしたが、しっかり触ることが出来ていました。
「獅子舞は怖い物ではないことを子ども達に伝えたい」とおっしゃっていた田楽座の皆さん。
その思いはしっかり伝わったと思います。
今年は新年早々、獅子舞を見ていいことがありそうな予感がしたのですが、次の週には幼稚園中でインフルエンザが大流行してしまいました。
しかし、これも2月の音楽会の週でなくてよかった、と思わないといけないのかもしれません。
音楽会の週では出演できない子がいたり、音楽会自体の開催が危ぶまれたかもしれないのですから。
物事は考えようです。
風邪をひくのは丈夫な体になるため、冬の寒さは温かい春の準備のため…
前向きに考え、1年のまとめの3学期を過ごしていきたいと思います。
とみつか新聞 編集長